今までカバーをめくる前に羽がドサッと抜けてるのを想像して
心を落ち着かせてからめくってた。
でも夜は抜いてないんだ、と安心してしまってめくったらこのとーり。
目ん玉飛び出そーなわたくし。血の気が引くのを感じながらも
なんでもないフリ。でも
「おひゃひょう〜(おはよう)」と声裏返ってたり。
写真撮っとこ、とパチリ。かき集めたら片手いっぱい。
ゆーちゃんはというといつも通りで元気で
「ははははっ」とか笑ってるのを見て
何だか私も笑ってた。
あっはっはっは!って。でも乾いた笑いだなーとか思う
自分がいた。
なんだ、だいじょぶじゃん、と思いながら
ゆーちゃんと遊ぶ。
で、ケージに戻した後手先の感覚がない事に気が付いた。
心臓がバクバクしてそのままぺたん、とへたり込んでしまった。
ああ、やっぱダメージきてるんじゃん。へへへ。
まだ見た目そんな変化なし
それからパソコン立ち上げる気力がなかったので
録画してた映画を観た。
邦題は「ゴーストハウス」
この手のは沢山あるけど借りてないはず〜♪とウキウキしてたけど
最初のシーンであ、これ借りて観たやつだと判るorz
で、あるじが読んでみ、と以前貸してくれてた
「陰日向に咲く」を読んだ。
本を読むのは久しぶり。
登場人物全てに共感してしまい、ボロボロ泣いた。
品川の「ドロップ」も田村の「ホームレス中学生」も
特に何も感じなかったけど
この私を泣かせるとわ。やるのぅ、劇団ひとり。
「ころんちゃんとおんなじやないか・・・」
あるじのショックは想像以上だった。
羽を抜く量は心の闇の深さとイコールだという図式が
出来上がっているからだ。
ころんちゃんの時の負に満ちた空気が彼の中で蘇る。
ころんちゃんの時は私の心もバランスを失っている事が多く
あるじは疲れ果てた身体と心にムチ打って
私達を支えねばならなかった。
みんなが苦しんだ毛引きは闇の象徴にしか見えず。
そしてあるじは自分を責めるのだ。
守りきれなかった俺が悪いのだ、と。
ゆーちゃんに対しても自分が悪いのでは、と呟く。
そんな事ないっていう私の言葉が届かない。
でも、私は皆さんにコメント頂いて、なんだかいろいろ思ったんだわ。
ころころと定まらない私。
抜く事を気にしてないつもりが気にしてた。
抜く事を肯定しなかった。
負のイメージしか浮かんでいなかった。
リラックスしなくちゃいけないのは私達。
ゆーちゃんがつるっぱげになるその姿イコール深い闇、と
思う気持ちを捨てるんだ。
縛られちゃいけない。
ころんちゃんじゃないんだ。
実際そう思ったら気が楽になった。
ゆーちゃんは今日も元気におしゃべりして遊んで。
うん、いいよ。
抜いていいよ。
他の方法はまたゆっくり考えればいい。
とことんやってみてもいいじゃんね。
私もあるじもゆーちゃんの事大好きだから
つるっぱげでも恥じる事なんて何もない。
ころんちゃんじゃないもん。
ゆーちゃん元気だよ。
そんな事をあるじにメールで伝えた。
そうやんな、俺らゆーちゃんの事大好きやもんな。
これからもゆっくり歩いて行こうな、と返ってきた。
にっこり顔の絵文字入りのメール。
嬉しくて、台所でひっそりと声を殺して泣いた。
何を恐れるの?ゆーちゃんはゆーちゃんでしかないのに
そうだね。恐れるものは何もないんだよね。
私達の絆が、家族の絆がもっと深くなる。その為に今があるんだ。
だから、しっかりと腹をくくるよ。
心構えが出来てるようで出来てなかったんだ。
あるじ、理解してくれてありがとう。
ちびズ、ありがとう。
ゆーちゃん、ありがとう。
ころんちゃん、ありがとう。
コメントを下さった方々、本当にありがとうございます。
弱っちい私にお付き合い下さって・・・。
ちょっと今、お邪魔出来なかったりしますがごめんなさい!
ちびズも元気です(^^)
ゆーちゃんがつるっぱげになっても、どうかよろしくお願いします!

